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創作ネットワーク委員会+Ort-d.dによる演劇公演『昏睡』ツアーの記録です。公式サイトはhttp://ort.m78.comへ
by konsui
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skin by excite
from 倉迫康史
『昏睡』ツアー公演、その全日程が終了した。
とてつもない体験だったと思う。
もうしばらくこれだけの大プロジェクトを動かすことはないだろう。
ここ数年やってきたことの落とし前をこれでつけることができた。
これからの自分の方向性についてはこれからゆっくり考えたい。

まさに無事生還を果たした俳優・スタッフの皆、お疲れ様でした。
そして各会場にご来場いただきました皆様、ありがとうございました。

会場に合わせて、そしてツアーメンバーの関係の深まりに合わせて、
進化し続けた『昏睡』という作品、
その時々の公演において全力を尽くしたという自負心はあるが、
しかし正直に言えば最終的な理想に届かなかったという忸怩たる想いも強い。

もちろん、今回の企画が参加メンバーにもたらした収穫は多いし、
各地域に戻ってからのフィードバックが大きいことも間違いないことだろう。
シンポも含め観劇した山口の若い演劇人たちへの刺激になったと聞いた。
各地で多くのメディアの取材も入ったし、宮崎・山口では予想以上の動員を記録した。
企画性・話題性としては申し分無しだった。このやり方の可能性も確信できた。
他の誰にもこんなことはできまいと思っているし、それはおそらく自惚れではないだろう。

それでもなお思うのは、そうした企画性・話題性・意義などを省いた部分で、
作品単体として見た時に、圧倒的な空間を創造することができなかった原因についてである。
僕が演出家である以上、このことから目をそらすわけにはいかない。
そしておそらくこのことを考えることが、僕のこれからの課題となるだろう。

多くの「収穫」と「課題」を僕らにもたらした『昏睡』ツアー、
うん、でもやっぱりやって良かったよ。
とんでもなくきつかったけど、とんでもなく楽しかった。
創作ネットワーク委員会のメンバーには心からの友情と感謝を捧げたい。

さあ、次は何しようかな。
# by konsui | 2005-03-04 13:47 | 演出
from 上元千春
『昏睡チーム』と出会い、二週間が過ぎた。気付けば門川、三股、山口での公演を終えて東京までたどり着いた。朝、目覚めてたまに思う。今ここ何処だっけ???今自分が何処を旅しているのかたまにわからなくなるのです。そうしてこの日記を書いている今は、日暮里のウィークリーマンションにいたりします。 しかし、しかし!毎回感じることだが、東京という街は何もかもが早い。時間の流れも人の歩くスピードも。心臓の動きも確実に早くなっている~!いっつも息を切らしている。そんな中、今日から西巣鴨創造舎での稽古が始まる。校舎っていうのがなんとも懐かしい気持ちになるのだな。田舎育ちの人間からすれば「無機質やの~」思ってしまう街。その中にひっそりとたたずむ校舎が「手作り感」を漂わせてくれる。そうそう、この仕込みの雰囲気、文化祭を思い出します。 さてさて、この日記、書いている間にかなりの時間が経過しました。「残したい」ことが多くありすぎて何を書こうか迷いました。これからの残り一週間でまた「残したい」ことにたくさん出会うんでしょうね~。

# by konsui | 2005-02-23 02:09 | 俳優
from 泊篤志
2月19日(土)である。
それはおそらく山口の初日であろう。
残念ながら演出、その様な事実はございません。
幕が幕が開かないと?
ええ、キャストもスタッフも自慢の温泉街の足湯に浸かり微睡んでおりました。
ただそれだけです。
キャストもスタッフも足湯に?
ええ。
YCAMの人は何も言わなかったのか?
ええ。
観客は?観客はおらぬのか?
チケットがまったく売れずに。
公演を楽しみにしていた出演者の友人たちが居たであろう?
その者たちもあまりの評判の悪さに恐れおののき。
では、誰が居るのだ?一体この湯田温泉に?
観客として一体誰が居るというのだ?
いません、もう誰も。
・・・・・・・・・・・・・・。
ああ、夢を見ていた。
今は、そう、北九州から山口へ車を飛ばしていたところであった。
嫌な夢だ。
運転中に観る夢ではない。
確かに湯田温泉はいい。
しかし、足湯に浸かって皆が微睡んでいる事は無いであろう。
チケットもなかなかに売れていると聞いている。
先週の門川の初日から1週間、「昏睡」はどの様に変貌しているであろう?
倉迫総合演出が門川での別れ際
「山口では大きく変わりますよ!」と言い放っていたのを思い出す。
我が「退屈」チームは演出の居ぬ間に芝居が変わってやしないだろうか?
演出が居ない間に面白い方向に変わっちゃってたら、嬉しいけど嫌だな。
などと、運転しながら、昏睡し夢を見ながら、
または想像しながら山口へと向かう。
・・・・・・・・・・・・・・。
YCAMの劇場はすばらしい。
ちょうど良いサイズと雰囲気の箱で、昏睡にぴったりである。
少々無理をし、予定を変更して観に来る事にした理由の1つに
「ココでやる昏睡」が観たかったから、というのがある。
無事、芝居が始まる。
演出が着いていたチームは随分進化している。
それぞれのエピソードが具体的に立ち上がり、
各々のエピソードの役割が明確になってきた印象。
他所のチームの完成度があがっているので、我が「退屈」チームはちと心配。
いや、「退屈」はその役割をきっちりと果たしていた。
そして、エピソードの1つ1つがしっかりと個性を持ち、
火花を散らしているみたいな印象もある。
チーム同士の火花もあるのかしら。
でも、皆、仲いいからなぁ。
観終り、私はすぐに北九州に帰らねばならなかった。
倉迫総合演出が山口での別れ際
「東京ではまた大きく変わりますよ!」と言い放った。
ちょっと、ちょっと。
今度はどうなるの?
私は東京の楽日を観る事にしている。
また大きく変貌した「昏睡」を楽しみしている。
まだ観ぬ何かが潜んでいるに違いないのだ。
# by konsui | 2005-02-22 10:15 | 演出
from 倉迫康史
ようやくブログを書く余裕の出た、総合演出の倉迫です。
この二週間の悪戦苦闘ぷりは筆舌尽くしがたい。
しかし、昨日の山口公演初日で、多くの方から「おもしろかった」という
言葉をいただき、やっと一息つくことができました。ふう。

とはいえ、本番の回数としては、まだ半分に満たないのです。
これから山口で1回、東京で7回、合計8回の公演が残っています。

企画モノとしてではなく、作品性で勝負したい、そう強く思って、
「二人芝居のオムニバス」という形式をはるかに凌駕したスケールの
「物語」と「空間」を創ることを目指しています。
俳優に対して過度の要求をしているという自覚もあります。
しかし、できれば今、僕の持っている力のすべてを
こうして集まってくれた俳優たちにぶつけたいのです。
そして彼らと共に最後の最後まで高みへと這い上がろうとし続けたい。

そんな『昏睡』です。東京公演のチケット、発売中です。
ぜひ東京国際芸術祭のサイトからご予約ください。
http://tif.anj.or.jp/


# by konsui | 2005-02-20 11:45 | 演出
from 渡部景介
2月19日土曜日
山口公演初日でございます。舞台監督の渡部景介です。
といってもチラシを見てもWebサイトをみても「舞台監督:弘光哲也」と
なっているので誰だお前?という感じでしょうが・・・
いろんな大人の事情があり僕が舞監やっとるわけです。
弘光君はというと東京の会場作りのために昨日一足先に帰りました。
僕の名前が載ってるのは当日パンフのみ、そんな日陰の男でございます。
門川、三股と本番やってきまして、僕は倉迫さんやY路さんとおなじく
宮崎出身なのでまあ久しぶりに地元に帰ったようなもんだったわけですが、
山口は初めて訪れました。
宿が有るのは湯田温泉という温泉街で、
ここにはなんと足湯なるものがございます。
道路脇に小屋がありまして、深さ30センチくらいのお風呂があるのです。
山口入りした16日、夜はオフだったので弘光君と役者のO田君とともに
焼き肉を食べ、宿へ戻る途中でその足湯を見つけてしまったのです。
3人ともタオルなんか持ってないことも忘れて足を突っ込みました。
意外と熱めの足湯に入り3人まったりしておりますと、
そこへシンポジウムを終えた作家&演出家御一行が通りかかりました。
我々の姿を見つけたM本氏が一言、
「お前ら男3人で何やってんだ?」
おっさん(失礼)5人に言われてガックリと肩を落とす僕、
平然としている弘光&O田。
君たちゃ平気なのか?と思ったところでハッとしました。
このツアー中、気がつくとこの3人でつるんでたような・・・んー、色気ないなぁ。
足湯から出て宿への帰り、二人は靴下履かずにスニーカー。
僕はブーツぶら下げて裸足で帰りました。
宿に着いた頃には足は冷えきっており、足湯入った意味なし!

足湯に行くときは、タオル持参でどうぞ。
# by konsui | 2005-02-19 16:27 | スタッフ
from 伊藤雅子
2月15日三股公演日
倉迫さんが、「いとうちゃん当確!」とさけびながら笑顔で駆け寄って来た。私は、何か特別なものをもらえるのかと思いきょとんとしながらもワクワクしたのでした。ところが蓋を開けてみたらそれは、日記を書くという仕事への当確(?)だったわけです。必要ないわ、全くもって必要ないわ。
ご紹介が遅れました、私このたびの旅でなぜか髪の毛を切り、染め、顔に背景処理まで入れてもらって、ばっちりの伊藤雅子です。一瞬「もう鴻上尚史なんて呼ばせないわ」状態でした。でもあくまでも一瞬よ。これも必要ない情報ね。必要な情報としては、私は舞台美術を担当したということくらいでしょう。
 何だかとてもあっという間に三股公演が終わってしまった。あまりにアッという間で何もなかったかのように感じているのは私だけだろうか。公演には劇場前の広大な何もない景色と裏腹に沢山のお客様が現れた。161人ですってよ。多いじゃない。モニター見てビックリしてしまったわ。こふく劇場の力おそるべし!東京でのひと公演よりも多い人数なのよこれが。東京チームまけられないわよ。満席よ満席。あっ、でも私は、呼べないけどね。役者さんよろしくね。頼りにしています。
 三股の劇場は、なかなかにもってすばらしい劇場でした。幕がひだありだったのはまあしょうがないですが。黒かったのでホッとしました(注:門川は赤かった)。そして、何より私が楽しみもりあがったのは、下手袖にあるモニター操作版でモニターに写る角度を自在に変えられ、さらにズームアップが出来るのです。これでお客様が退屈していないか寝ていないかをチェックできるのですよ。劇場機構の中村さんが見せてくれたのですが。一人感動していました。これでかいわいい女の子もチェック出来るんですね〜。忘れてはいけないのは、後ろ姿だけですけど。
 結局私は、いつまでたってもくだらない事を書いてしまいそうなのでこのへんでストップすることにしましょう。
 私の文章にまとまりはないけど、芝居の中身はだいぶまとまってきたように思います。この後明日からの山口公演、東京公演でさらなるまとまりと共に進化へ突き進んでいくことでしょう。楽しみだわ。
# by konsui | 2005-02-17 01:15 | スタッフ
from 自由下僕
つ、つ、つ、つまり私は憤慨している。
い、怒っていると言ってもいい。
こ、こ、今夜、た、食べるに決まっている。いや、昨夜食べたのか。
ぶ、ぶ、ぶ、豚軟骨!
6日から、宮崎入りした私が、そ、それを食べられないのに、
し、
し、初日の少し前に合流した、お、お、お、お前が、どうして美味い物ばかり食っているのだ。
ぶ、ぶ、ぶ、豚軟骨!
17日からの、じ、自炊のために、
し、
し、し、食器を、と、取り揃えるために、私は奔走している。
お、お前は今何を食っているのだ。お前の食っているものは解らない。
そ、そうだ。
山口県といえば、む、む、無角和牛だ。
ふ、ふ、ふ、河豚も、だ。
お、お、お、お前が、と、鳥取に帰ったその日に、く、く、食ってやる。
う、美味いもの。
み、み、味噌汁には、せ、せ、せ、瀬戸貝を入れてやる。
食えるんだ~!
# by konsui | 2005-02-15 16:45 | 演出
門川公演写真その3
# by konsui | 2005-02-14 23:38
門川公演写真その2
# by konsui | 2005-02-14 14:55 | 演出
from 市川梢
本日、宮崎の門川で無事初日を迎えることができました。劇場に足を運んで下さったお客様、ご飯を作っていただいたり大変お世話になっております門川会館の職員の方々、、どうもありがとうございました。そして昏睡チームの皆様お疲れさまでした!過密スケジュールのなか短時間でよくここまで完成したものだ・・と感激しております。ところで昏睡チームには実に様々なキャラクターの方がおります。最近特に気になるのはダンディヴォイスのM島さんです。実際年令よりも20歳は年上に見えるという不思議な男優さんです。
昨日の通し稽古でのことです。開演直後、舞台上に避難民役として皆で倒れておりますと、M島さんの方からゴォ~という寝息が聞こえてきました・・・見ると、呼吸に合わせて見事に背中が膨らんだり縮まったりを繰り返しております。もしやと思いましたがやはり深い眠りに入っていたようです。出番がくるとむくっと起き上がり、何事もなかったように演技に戻られていましたが。
さて、今日の本番でも気になってM島さんの方を見やると、いびきはきこえません。そして出番の「夢想」シーンではダンディ&パワフルヴォイスで会場中を包み込んでおられました。さすがベテラン俳優さんだ、本番に力をみせつけてくれた!と思いました。本番終了後、「今日は寝なかったんですね」とM島さんにいうと「スモークが喉に入って格闘してた。寝るどころじゃなかったよ」とおっしゃっていました。その格闘がなかったら寝ていたのかシラ・・・。そういう私も、舞台上でリアル「昏睡」をしないよう、気を付けます。
# by konsui | 2005-02-14 14:46 | 俳優
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